蔵王町の史跡 その1:遠刈田製鉄所 高炉跡

在りし日の遠刈田製鉄所

 

 

 

 

 

 

蔵王町に秘かに(?)ある史跡を不定期に取り上げてみることにします。 

 

今回は、「遠刈田製鉄所 高炉跡」。

 

 明治41(1908)年に完成した製鉄所の、レンガ製基礎部の遺構が、現在も残っています。

基礎部のみ・・・ということで、残念ながら本体があるわけではないのですが、結構な希少価値がある場所なのです。

というのも、 

日本製鉄株式会社の民営製鉄所として建設された、この製鉄所。1日15トンの製鉄能力がありました。

明治40年の着工から2年間の工事で完成したのですが、鉄鉱石の入手難や資金不足に直面し、一度も稼動しないまま会社が解散してしまいました(ありゃりゃあ~)。

製鉄所の施設は、広島県の山陽製鉄所に売却・移設されてしまいましたが、レンガ製の基礎部は解体が難しかったのか、この地に残されました。

その後、国内の黎明期の製鉄施設はすべて取り壊され、姿を消してしまいました。

その中にあって、この遠刈田製鉄所のレンガ製基礎部は、国内でたった一つ残された、貴重な近代製鉄業の遺構なのです。

(以上、蔵王町教育委員会 文化財保護係『どきたん.com』内の紹介ページを要約したもの)

 

遠刈田製鉄所 高炉跡

現在の遠刈田製鉄所の高炉跡。

遠刈田温泉街から程近い場所にあります。籠山などの散策コースの中の1つとして見学されるのもいいかもしれません。

基本情報

遠刈田製鉄所 高炉跡

場所/宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字遠刈田北山31-1
(蔵王サンスポーツランド周辺です)