福岡から蔵王にきんしゃったあなたばすいとうと! その2

修猷館高校 全体研修2

1月6~9日にかけて行われた福岡県立修猷館(しゅうゆうかん)高校の研修旅行に
関して町内での活動、および県内での研修風景をご紹介しております。

前回(http://www.zao-machi.com/26002)は、楽しい部分を中心に取り上げましたが、
今回は少し重たいテーマも含んでおりますので、あらかじめご了承ください。
(よって、今回は博多弁表記はなし)

※一部、東北修猷会(同校OB会の東北支部)、宮城県観光連盟より画像・情報提供をいただいてます。

さて、この研修、初実施から希望者に対して東日本大震災の被災地見学や
その時の体験を聴いたりするという行程も含まれています。

お伺いしたところ、今回の基本コンセプトは「~明日を創る~」というもの。

『当時の話を聴くだけでなく、「明日を創る」をテーマに、
震災を出発点に宮城県及び福島県の現状と課題等に学び、
広く日本の将来と自分たちのあり方を考える契機となる研修にしたい』
とのことで準備を進められてきたそうです。

ということで行程2日目、1月7日の話です。

修猷館高校 宮城県庁研修

こちらは宮城県庁を訪れたグループ。
県の方から、がれき処理に関しての話や災害公営住宅についての現状などを伺ったそうです。
(後日、新聞にも掲載されました)

そして「どんな復興を考えているのか?」などの質問があったそうです。
他に河北新報社での講話もあったそうです。

ご参照 ⇒ ・第3回東北研修旅行ー宮城県庁訪問
       ・第3回東北研修旅行ー河北新報社訪問

修猷館高校 一高訪問

続いて、若林区にある仙台一高へ。
出し物を相互でしたり、自由討議、そして一高応援団によるエールなどがあったそうです。

ご参照 ⇒ ・第3回東北研修旅行2-仙台一高①
        ・第3回東北研修旅行2-仙台一高②ーエール動画!
他にもコースはあり、石巻市 ・ 名取市(閖上) ・ 山元町 ・ 南三陸町に行くものもありました。
その一つ、南三陸町コースについて。まずはこちらをご覧ください。

修猷館高校 以前の南三陸町

     震災前(2007年9月)の南三陸町

修猷館高校 今の南三陸町

      1/7現在の南三陸町(ほぼ同位置)

現状まだこんな感じなのです。復興にはまだ時間がかかる。
それは正直なところ、事実なのです。
日本国内の問題として、風化してはいけないことではないでしょうか。

修猷館高校 南三陸町の語り部

今回は、地元の高校生が自ら語り部をする震災や感じた思いを伝える団体『まずもって、かだっからきいてけさいん』(宮城の方言で『まずお話しますから聞いてください』の意)の田畑さんから説明がありました。

自らの震災体験、公立志津川病院に入院中に被災して九死に一生で助かったおじいさんの話、
幼稚園の頃から通っていた塾の先生の死と、その先生に『ありがとう』と『大好き』といえなかった自らの体験から、この言葉を後悔しないように自分の大事な人に臆せずに言ってほしいと率直に自分の気持ちを語ってくれたそうです。

修猷館高校 南三陸町防災庁舎 見学

南三陸町の防災庁舎前。ここでも色々と語ってくれました。

修猷館高校 南三陸町職員説明

南三陸町の職員の方からも説明があったそうです。

ご参照 ⇒ ・第3回東北研修旅行2-南三陸町訪問①
        ・第3回東北研修旅行2-南三陸町訪問②
        ・みやぎ復興ツーリズムガイド

修猷館高校 夜のロイヤルホテル

各所でこのような説明などを聴いてまた蔵王へと戻ってきました。

修猷館高校 夕食バイキング3

まずは夕食。

修猷館高校 夕食バイキング

この日は、「バイキング形式でみんなそれぞれ好きなものを」とって食べてました。

※「 」で囲んだ理由がわかる人、どうでしょう藩士。

修猷館高校 夕食バイキング2

スイーツは特に女子には人気でした。夕食をとった後、20時にまた同じ会場に集まります。

修猷館高校 全体研修

こちらで全体研修ということで、今日見てきたことを踏まえてのグループごとの討論。
まず、「自分がホテルの支配人ならば、震災発生時にどのように考えて行動するか」というテーマの下で討論し、代表数名が発表しました。

修猷館高校 支配人プレゼン

そして実際の支配人からのお話し。

地震発生時は現場にいなかったそうですが、ホテルマンとしてお客さんの安全確保を
最優先にするように部下の方に命じて現場に自身も直行したそうです。
一方で自分の家族の安否も気になったことなど、公私の立場があって心が揺れたことや
ホテルとしての社会貢献などのことを話されていました。

実はこの支配人、修猷館高校のある福岡市出身であり、
そして震災時に支配人をしていたということもあって
生徒さんとしてもかなり引き込まれていたように見えました。

修猷館高校 全体研修2 

そして「自分たちでできる支援とは何か?」をさらに討議していました。

ご参照 ⇒ 第3回東北研修旅行4-全体研修

翌日は福島県に移動し、「いわき市内研修」「会津若松市内研修」のコースと、
日中は蔵王でスキーをするコースに分かれて行動し、最終的にはいわき市に宿泊。
翌日もう一度全体研修をした後、東京経由で福岡に戻ったそうです。
 
 
その後の福島でも深い研修があったそうですので、東北修猷会のブログを参考にしていただければと思います。

 ご参照 
第3回東北研修旅行5-「いわき見せる課」研修
第3回東北研修旅行6−「いわき小名浜菜園」研修
第3回東北研修旅行7−「磐城高校」交流会
第3回東北研修旅行ー南三陸訪問紹介HPから
第3回東北研修旅行ー福島研修から

 

震災で多くなものを失い、そこからの復興はまだまだかかります。
そんな中で将来の日本を担っていく人材に見て感じて行動していってほしいと思います。
逆にこちらも見ていて真剣さが伝わったり、地元としてもしていかねばならないことを改めて感じた機会でした。

なお、この研修旅行、来年も予定されているそうです。