蔵王の由来 その1

蔵王大権現 鳥居

東京でも昨日、桜の開花が発表されたようで、春が確実に近付いているのを感じる昨今です。

 

さて、全国有数の桜の名所に、奈良県の吉野というところがあります。

 

室町時代前期、南北朝の時代に、後醍醐天皇が本拠地としたところです。

 

さて、その吉野と蔵王、実は関連があります。

 

というわけで、ちょっとした歴史講釈になりますが・・・。

 

奈良時代から平安時代の初頭(8~9世紀)、山で荒行を積む修験道というものがあり、

 

各地の山々に修験者が入り込んで道場(入山修行する山)を開きました。

 

蔵王山もまた、その頃に修験の道場となった山で、次のような縁起が伝えられています。

 

願行(がんぎょう)という修験者がおりました。

 

彼は、道場にふさわしい山を求めて旅していたが、
この地にそびえる雄大な山々を目の当たりにして、この蔵王山を道場とすることを決意し、

 

山頂に吉野金峯山寺蔵王堂(世界遺産です)の祭神である蔵王大権現を分祀した。

 

そして、この山の麓に僧坊を構えて、修行三昧の日々を過ごした。

 

やがて、多くの修験者が集う一大道場へと発展し、願行の死後、

 

その僧坊の跡地に願行寺と号する大寺院が建立された。

 

願行寺を中心に多くの寺院・僧坊が築かれ、「願行寺四十八坊」と称されるまでになった。

 

願行寺の修験者たちが道場とした山は、願行が蔵王大権現を祀ったことから「蔵王山」と呼ばれるようになった。

 

このような縁起が伝わっております。

 
 

さらに詳しいことは、下記をご参照ください。

 どきたんドットコム(蔵王町歴史と文化財公式HP):http://www.dokitan.com/column/03.html

 

その後については、また明日(続く)。