平泉世界遺産登録記念! 奥州藤原氏ゆかりの地が蔵王にも! その2

弥陀の杉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岩手県の平泉が世界文化遺産に登録されたのを記念(便乗?)して、蔵王町内にある奥州藤原氏ゆかりのスポットをご紹介しています。

※第1回目はこちら:http://www.zao-machi.com/9678

2回目は、平沢地区にドーンとそびえ立つ弥陀の杉

 

樹高約45m、幹周約9.7m、推定樹齢850~900年を誇る、宮城県内最大級の大杉なのです。

 

その姿は、かなり圧倒されるものがあります。

 

奥州藤原氏によって建立されたと考えられている、安養寺丈六阿弥陀堂というかつてあったお堂の表参道の杉並木の名残りです。

 

樹齢から察するに、藤原氏が、丈六阿弥陀堂の建立時に杉の苗木を植樹したものだと思われます。

江戸後期から明治初頭にかけて、杉並木は材木として伐採されてしまい、ただ1本、この杉だけが残されました。

一説には、この杉は幹が4つ又に分かれていて素性が悪いので残されたのだとも伝えられており、「弥陀の杉のように素性悪く育ってはいかん。誰にも相手にされず、一人いつまでも残されることになる。」と言って子どもをしつけたのだ、という話も残っています。

 
明治初期、五十嵐ぶん(さんずいに文)水という人物によって、この地に安産祈願の信仰であるだるま講が開かれました。

 

彼はこの杉を守ろうと「村役方、この大杉を永世伐らせないで下さい」と刻んだ戒石銘を建立しました。

 

その後、この杉はだるま講のご神木「だるま杉」と呼ばれるようになり、春先にはだるま講祭りが開かれています。

 

3年前に一部の枝が折れてしまいましたが、傷口を塞ぐなどの対策がなされ、平沢地区のシンボルとして今もそびえ立っています。

 

※この文章は、蔵王町教育委員会 教育総務課 文化財保護係の許可を得て、同課のホームページ「どきたんドットコム」内の文章を要約しております。