平泉世界遺産登録記念! 奥州藤原氏ゆかりの地が蔵王にも! その3

根返しの桜 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

岩手県の平泉が世界文化遺産に登録されたのを記念(便乗?)して、蔵王町内にある奥州藤原氏ゆかりのスポットをご紹介しています。

※第2回目はこちら:http://www.zao-machi.com/9680

今回は根返しの桜をご紹介しましょう。
 
蔵王町役場から車で2分ほどの距離にある、この桜は樹高約15m、幹周約3.8m、推定樹齢約600年の県内有数のエドヒガン桜です。老木の部類であり、幹の下部がコブ状に膨れ、長い歳月を生き抜いてきた風格を漂わせています。
 
 
この桜は、昔から「種まき桜」として大切にされてきたほか、文治の役(1189年に源氏と奥州藤原氏の間で起こった戦)にまつわる下記のような伝説も伝わっています。
 

 

「文治の役で鎌倉軍がこの地にさしかかったとき、荷車をひいていた大きな牛が突然倒れて死んでしまった。

 兵たちはこの牛を葬ろうとしたが、大きすぎて運ぶことができなかった。

仕方なく、道端に大きな穴を掘って牛の亡骸を転がし入れて埋め、墓印に山桜の苗木を植えた。

その山桜は、墓に眠る大牛のように大きく育った。

人々は、その故事から『牛桜』『寝返し桜(寝返して葬ったことから)』と呼んだ。

しかし、武家社会にとっては忌み嫌われる「寝返り」に通じて不吉なことから、後世「根返しの桜」と改めた」

 

 

20年ほど前から樹勢にかげりが見えるようになり、何度か樹勢回復措置を施して今日に至っています。
毎春、濃い桜色の花をつけて人々を楽しませる名木です。
 

※この文章は、蔵王町教育委員会 教育総務課 文化財保護係の許可を得て、同課のホームページ「どきたんドットコム」内の文章を要約しております。

基本情報

根返しの桜

所在地:蔵王町大字円田字広畑194-1